左隣りのベッドに大学を休学して入院してきた20代前半ぐらいの男性がいましたが一日中ヘッドフォンをして音楽を聞いていました。
のちにその男性は洗浄強迫という病気に苦しんでいるということを先生から聞いたのですが、ちょっとでも手が汚れると不潔に感じて何度も何度も手を洗いたくなるという病気です。
爪がはがれそうになるまで洗い、看護師さんとせっけんのとりあいになっていたのをみかけたことがあります。
右隣りには初老の男性が入院していてお腹がすくと「プリンプリン」とつぶやいていました。
ぼくはというと薬で一日16時間ぐらい寝かされ、起きている時間はめまいと頭痛に苦しんいました。
めまいのしない調子のいい時間も数時間ありましたが、いつも早く回復して受験勉強を再開しなきゃとあせっていました。
一度弟に「勉強するから英語の単語帳を病院にもってこい」と電話したこともありましたが、母親に止められました。
今思うとなぜあそこまで大学にこだわっていたのか不思議です。
人間関係が希薄で勉強ばかりして視野が狭く価値観がとても幼稚だったからかもしれません。『いい大学をでていないと人生に価値がない』恥ずかしながらそんな風におもっていたように記憶しています。
貧しい家庭に生まれ勉強ができても大学に行けなかった人、勉強に興味がなくても頭の回転が速く仕事のできる人、不器用だけどひとつのことを毎日繰り返しその仕事をものにし懸命に生きているなどにそののち出会い『なんで学歴になんかにあんなにこだわっていたのだろう』と今は思っています。
勉強も大切ですが、子供のうちにしっかりとご飯を食べる癖をつけてそしていろいろな人に出会い、さまざまな体験を積んでおくことが一番大切なように思います。
健康でめまいなんかと縁がないのが一番です。
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