気がついたら夜という具合で『副作用は眠くなるだけか』『また、割れるほど頭が痛くなるわけじゃないんだ』と思いほっとしました。
永井看護師が現れ「夜ごはんの時間よ」と言うので食堂へ向かいました。
「病院の食事は薄味であまりおいしくないのよ」と母から聞いていましたが、糖尿病で入院しているわけでもないためか味も濃くメニューも二種類から選べておいしかったのを憶えています。
患者さんのみんなで食事を取った後30分くらいたってから再び薬を飲みテレビを見ていると再び眠くなりました。
永井看護師に「また、眠くなってきた」と話すと「私たち精神科の看護師は患者さんを寝かせてなんぼなのよ」と冗談まじりの笑顔で答えてくれました。
病院は9時消灯で『そんなに早く眠れるかなぁ』と思いましたが、寝る前に睡眠薬を渡され飲んだこともあってかあっという間に眠りにつきました。
そして次の日の朝のことです。頭が割れるように痛いのです。
それと同時に土星を真横からみたような感じでチカチカするめまいがしました。
そのめまいでそののち9年も苦しむことになるとはそのときは思いもよりませんでしたが、フラフラになりながらナースステーションまで行き宿直の看護師さんに頭痛とめまいを訴えました。
すると「まだ起きたばかりなのにつらいわね」と言い、とん服を渡してくれました。
『これを飲めばつらいのが治るのか』ととん服を飲みましたが、全く症状は変わりません。頭痛はこののち入院中に治ることになるのですが、気休めのとん服を飲みながらめまいと戦うことになります。
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